今だけ日記

すぐに変わる今の感情を書き残すことにしました。

新鮮さと億劫

ネットでいろいろ探しても予算と機能の都合が良いパソコンデスクとイスをなかなか見つけられずにいましたが、先日家の近くのアウトレット家具屋さんで良さそうなものを見付けました。

デスクとイスと配送料と今あるローテーブルの処分代を合わせて15000円いかないくらい。やった、思ったよりかなり安い。嬉しいです。

他の家具とも同じ色合いだし、大きめなのできっと使いやすかろう。

あさって届くので人が入っても大丈夫なように部屋を掃除しなければならない。

引き出しや収納家具は付いていない物なのでその辺をどうするかはまた考えるとして、自分でも認めているフットワークの重さを考えるとこの新しい家具を買って古い家具を処分するという行為はすごいことなのです。

 

2~3年前に、処分する予定だったというテレビをいただいたのですが、いざ見てみると自分の使っているテレビの方が断然いいものでした。

子供がいれば子供部屋用にはちょうど良さそうな代物ですが、1Kひとり暮らしには持て余してしまいます。あまり何も聞かずに欲しいと返事をした手前、やっぱりいらないとは言えずそのままいただきましたが、一度も使わず数日前まで埃を被らせていました。

調べるとディスカウントショップではテレビの買取をほとんどやっておらず、粗大ごみでも出せないらしい。買った電気屋さんならば引き取りをしてくれるだろうが、どこかわからない。テレビをくれた方は仕事関係で知り合った連絡先も知らない方なので(よくそれでもらったなと思う)、残るは出張費と処分代を払うことになる業者に頼むか、足が無いので誰かに頼んで処分場に持っていくかしかない。でもどちらもお金がかかるし、誰かに頼むならその誰かに家に来てもらわないといけなくなる。そうなると面倒くさい。そんなことを思っていたらどうにも出来なくてあっという間に数年が経っていました。

ですが今は便利ですね。パソコンデスクとイスを探していたら地元専用の売ります買います系のサイトに辿り着き、そこではテレビのやり取りもされていたので私も試しに登録してみました。そして、取りに来ていただける方に差し上げますと投稿したらその瞬間からたくさんの連絡をいただき、なんとその投稿の数時間後には手放すことが出来ました。こんなに何年も悩んでいたことが一日で解決されました。自分で指定した近くのコンビニまで持っていく間に内出血になりましたが、今までの自分を考えるとすごいことなのです。

普段人とあまり関わらずに生活しているので、本来なら重い荷物を持って待ち合わせ場所まで行くことも(歩いて5分程ですが)、頑張って運んだ先に知らない人に会う状況が待ち構えていることも考えただけで億劫なのです。

結局家に使わないものがあるストレスの方が強くて手放せたわけですが、いざ使わないテレビの無い部屋を見渡すとびっくりする程に風通しが良く居心地が良い。

引き渡しは緊張したので、友人にどんな状況になるのか聞きながらその時を迎えましたら、交わした言葉はわずか2言でした。「あ、どおも~。これちょっと重いんですが…。」「では、ありがとうございます」

サイト内の情報だと、引き取っていただいた方は近所に住む同い年の女性で二児の母。以前の投稿を見ると同性の茶飲み友達が欲しいと書かれていたので、もしかしたらそういったお話になるのではと緊張しながら期待していましたが、とても丁寧に2言「ありがとうございます~」「では失礼いたします~」

私の一言目の後に彼女の二言が連続で発せられ、私の二言目に至りました。

薄ピンク色のTシャツワンピースを着て眼鏡をかけた物腰の柔らかそうな女性でした。

私が性別も年齢も自分の情報を公開していなかったからなのか、あっけなかった。簡単でした。嬉しいような悲しいような気持ちを友人に「わずか10秒」と報告して自分を保ち、今はすっきりした部屋に新鮮さを感じています。こんなに一瞬ですっきりを手に入れられるなら、もっと早く動けばよかった。部屋を取り巻く空気も変わった気がします。

そしてさらにこの心地よい空間にもうすぐ新しい家具が届きます。

 

そうしたら、次は壊れた風呂場の換気扇をどうにかしなければならない。

どうにかするためにはまず、人が入れる状態にするために風呂掃除を行い、そして管理会社へ連絡し、今の状態と経緯を会ったことのない知らない人に説明し修理の日程調整をしなければならない。そこまで頑張った先にはまた会ったことのない知らない人の来訪が待ち受けています。逃げたい。

普段人と関わらない生活をしている者にとって修理業者が家に来ることはかなりハードルが高く億劫な状況です。それに加えて風呂場の綺麗の保ち方がわからないままここまで生きて来たので、そこを人に見せるなんて出来たらしたくない。でも換気扇が動かないので窓も無いうちの風呂場は放っておくともっと大変なことになるでしょうね。

換気扇が壊れ始めたのは約1カ月前になります。もうそろそろ限界なので連絡しなければなりませんが、別に自分がいいのならこのままにしておくことも出来るのです。また数年どしようと悩んで月日の流れに驚くことだって出来る。

日々問題は山積みです。